約2週間。東京都競馬(9672)取引を時間軸を中心に振り返る
2020.11.06
10月末頃、米国株のビヨンドミートで大きな損切をした私は、日本円に資金を移管。取引する銘柄を探していました。
その中で、直近調整しているものの、コロナ禍で業績は加速、もともと右肩上がりで好調であった「東京都競馬:9672」に注目しました。
ただ、自分だけが見つけた珠玉の銘柄発見のように感じていても、市場がそれを評価してくれない事には利益が出せません。
銘柄分析ではなく、取引のタイミング・量をコントロールして利益を確定できましたので経緯をまとめてみたいと思います。
要するに、ナンピン買いした結果、救済叶ったというワケですね(笑)
オチを言ってしまったがために、急に安っぽくなりましたが、行ってみましょう。
選定理由
もともと、地方競馬を見ていることもあり、近年の好調さは知っていました。そこへきて、コロナ禍で在宅でできるレジャーとしての地方競馬ネット投票は追い風だろうというのも想像できました。
問題はGo Toトラベルなどが始まり、他のレジャーへの資金流出です。この懸念で地方競馬への売り上げが将来的に減速するかもしれないという懸念があります。特需は終わるのかどうか、は直近の株価を占う上でのマイナス要因として考える必要があります。
直近の値動き
4/9から4/30 3175→3575 20日で12.5%
7/7から7/31 4200→4125 25日で-75円
7/31から8/19 4125→5120 20日で12.4%
8/31から9/30 4900→5330 30日で8.7%
コロナ禍で着実に株価を上げてきたことがうかがえます。
また、決算発表を10月末に控えており、その前に打診買いで少し購入しておくにはいいタイミングだなと考えました。
初の買付 10/26 5310円
自分だけが見つけた、決算発表前に調整している珠玉の銘柄。
と、この時は思っていました。
決算発表前に買い増し 10/28 5280円
発表後に株価が爆上げしたら悔しいので、もう100株、購入しました。
200株を持って、決算発表に挑みました。
10月30日の決算発表はとても内容はよかったです。
発表後、下げる
決算をキッカケに上がる場合と、逆に下がる場合があります。業績そのものへの評価の他、それをキッカケにマネーゲームが始まる場合など、いろいろあります。
結果は見出しの通り、下げ。
私は決算前の200株が大きくマイナスになるという深い沼にハマってしまいました。
しかし、業績はいい。地方競馬はよい話しか聞かない。将来なくなるという事もない。どこまでも長期戦を覚悟するなら、負けようがない銘柄と思っていました。
出来高もそんなに多くないこの銘柄で、株数を増やして取得単価を下げていきました。
買い増し
青・・・当日高値
オレンジ・・・当日安値
灰色・・・買付価格
この2週間、着実に下落トレンドの中、必死に安値を拾っていきました。
その結果、取得単価を、株価が上回ったのでめでたくプラス。
平均単価(オレンジ線)が下回る。
愚直に買い増しを進め、このグラフ内ではオレンジ線を下へ下へ導いてきたことが功を奏しました。
利益額
先週月曜日~今週金曜日。約2週間で65,100円
取得金額は600株で3,054,900円
売却額は600株で3,120,000円
利益は前述のとおり65,100円ですが、売却を一括でしましたので、手数料が2158円発生しています。(この際、考慮しないことにします。)
利益率
3,054,900円を2週間運用して、ナンピンもいい感じの所で決まって、利益率は
2.13%
くらいです。
よくもまぁ、あまり動かない銘柄に600株も突っ込んだな、といった感じですが。
ぼろ株でなければ、ナンピンは有効
10/26の最初の100株を購入した日、開始価格は5450円でした。
最後に全売却した11/6の終値は5170円でした。
下落場面にもかかわらず、ゆっくり買い集めたおかげで取得単価が下がり、少し反発しただけで利益水準に転換できました。
下落を見るのは辛いが・・
自信をもって購入した銘柄がどんどん下がっていくのを、今回は見てしまいました。
なかなか辛いものがあります。ただ自分の力ではどうしようもないので、機械的に買いを入れ、お得だと思う価格で買い増しすることです。
その、下落時の買い増しが難しい、、という自分のために今回は記事を書きました。
優良銘柄に投資する際、下落時にはもう一度「事業に不透明感はないか」直近の株価以外に不満点はないか、などを考え、問題なければ買い増ししていきましょう。
はぁ。来週株価はね騰がるんじゃないかな。
もう僕売ったので関係ないけど。